iptvf.jpとflets-east.jpとflets-west.jpを消す
DHCPv6クライアントのINFORM REQUEST(ir=off)を無効にすると消せます。
DHCPv6クライアントは、NTTのONUからDNSの情報を取得しています。
消したいDNSサフィックスの一覧です。
- flets-east.jp
- flets-west.jp
- iptvf.jp
iptvf.jpとは、ひかりTVを利用する際に必要な設定です。
flets-east.jp及びflets-west.jpとは、ひかり電話等で、NTT側のSIPサーバやその周辺装置と接続するために必要な設定です。
ひかり電話、ひかりTV(NGN)を利用されるときは消せません。SIPサーバやコンテンツサーバとの名前解決ができなくなると推測します。
ヤマハのNVR700Wで試してみました。
ヤマハのルーターの場合は、当該コマンドでDNSサフィックスの設定を消すことができます。
ipv6 onu1 dhcp service client ir=off
※onu1は小型ONUのときのコマンドです。
NVR700Wでは、LAN内のDHCPv6の情報を書き換える機能は見つかりませんでした。
なので、NTTのONUから降りてくるDHCPv6の情報を、LANに対してINFORM REQUESTで送信しないようにしました。
話題は変わりますが、v6プラスを利用されてるときは、ONUのインターフェイスで利用するDHCPクライアントからDNSサーバのアドレスを取得して利用する必要があります。これはIPIPトンネルで利用するMAP-Eが正常に動作しなくなります。ご留意ください。
dns server dhcp onu1
これは、v6プラス対応機器の開発者向け資料に記載されてます。Google検索で探してみてください。
ヤマハルーターにおいてDHCPv6クライアントでONU側の情報を表示します。
# show status ipv6 dhcp
DHCPv6 status
LAN1 [server]
state: reply
state: reply
state: reply
state: reply
state: reply
ONU1 [client]
state: established
server:
DNS server[1]: 2404:1a8:7f01:b::3
DNS server[2]: 2404:1a8:7f01:a::3
Domain name[1]: flets-east.jp
Domain name[2]: iptvf.jp
SNTP server[1]: 2404:1a8:1102::b
SNTP server[2]: 2404:1a8:1102::a
DHCPv6 status
LAN1 [server]
state: reply
state: reply
state: reply
state: reply
state: reply
ONU1 [client]
state: established
server:
DNS server[1]: 2404:1a8:7f01:b::3
DNS server[2]: 2404:1a8:7f01:a::3
Domain name[1]: flets-east.jp
Domain name[2]: iptvf.jp
SNTP server[1]: 2404:1a8:1102::b
SNTP server[2]: 2404:1a8:1102::a
Windowsの設定で消す方法
IP 割り当ての設定が、自動(DHCP)になっていると思います。それを手動設定にすればよいだけです。例えば、「その他のアダプター オプション」からIPv6のチェックを外して無効化して、IPv4だけ有効にするなどのやり方があると思います。
それでもダメだったら、IPv4をDHCPではなく手動設定するなどが考えられます。
IPv6をどうしても利用したいのであれば、IPv6もDHCPv6ではなく手動でIPアドレスをふることができます。
一般の方へ
iptvf.jpとflets-east.jpとflets-west.jpが、DNSサフィックスの情報に表示されていると思います。ですが、当該項目によって、インターネット接続が不調になったり、ご利用のサービスが利用できなくなることは原則ありません。もし、ネットに接続ができないなど問題があるときは、ネットワーク機器やパソコンの基本的な設定、ハードウェア構成、無線LANですと電波強度に問題があると思います。なので、本文の内容は気にする必要はありません。
本記事は、ネットワーク機器の設定が趣味の玄人向けの情報になります。
以上です。